天命に安んじて人事を尽くす

天命に安んじて人事を尽くす

清沢満之

この言葉は、「人事を尽くして天命を待つ」の単なるパロディーにも見えるけど、実は仏教の世界では良く知られた名句です。明治期の浄土真宗大谷派の僧侶である清沢満之の言葉です。意味は、読んで字の如く、天命に定められた範囲内でしか、人事は尽くせない、と言ったとことろでしょうか。浄土真宗の教えらしく、人間のなしうるものごとなど、殆どが宿業(過去生での所業)や仏のはからい、様々な縁(周囲の条件)によって決まってるのであって、個人が純粋に自分の能力・努力のみでなし得ることなど、ほとんどないと言っているのです。
この言葉の解釈で、浄土真宗の篤信者の亀井鑛氏は次のように読み下しています。

天命に安んじる限り、これまでにこうなってきた過去のことは、
「そうなるべくしてそうならずにいなかった、天からの賜りもの」と、
こだわりなく受けとめ、今こうしてここにある現在は「これでよし、ちょうどよし、自分の分相応」と素直に容認し、この先どうするかの未来については「結果は問わず、やれるだけやらせてもらう」に立つのが、本来の私のあり方なのだと提唱している。

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少欲知足

江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、良寛の句に、大好きなものがある。

焚くほどは 風がもてくる 落葉かな

自分ひとり生きていくくらいの衣食は、自然と手に入る、というような内容。
この句を知ったときに、なぜかキリスト教の聖書の言葉が思い浮かんだ。次の部分だ(中略を含む引用)
マタイによる福音書第6章(山上の垂訓)より

だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。それなのに、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。野の花がどうして育つのか、考えてみなさい。働きもせず、つむぎもしない。明日は炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装ってくださるのだから、あなたがたには、それ以上に良くしてくださるはずだ。だから、何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようか、と言って思い悩むな。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは、明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。

曹洞宗開祖道元禅師の弟子に懐奘という僧がいる。道元禅師の言葉を懐奘が記した「正法眼蔵随聞記」のなかで、道元は次のようなことを語っている。(水野弥穂子の現代語訳から秀峰が抜粋・編集)

「学道の人、衣食を貪ることなかれ」

仏道を学ぶ人は、衣食をむさぼってはならない。人はめいめい一生にそなわった食べ料があり、寿命がある。分を超えた食や寿命を求めても得られるものではない。出家人というものは、仏道を学ぶ功徳によって、命はもとより、食べ料も尽きることはない。
「学道の人、衣粮を煩はすことなかれ」
仏祖たちの中で、一人たりとも飢え死にし、凍え死にしたためしは、いまだかつて聞いたことがない。生きてゆくための衣食の資材は、人の一生に備わった分量がある。求めたからといって得られもしないが、また求めないからといって得られないものでもない。まさしく自然にまかせて、心をつかってはならない。
「故僧正云わく、衆各々用ゐる所の衣粮等」
人はめいめい、一生に備わった衣食がある。いくら考えてみたところで出てくるものでもなく、手に入れようとしないとやってこないというものでもない。さがし求めないでも、命を支えるだけのものは、天然自然にそなわっている。
「学道の人は先ずすべからく貧なるべし」
少しでも財物を貯えようと思うことこそ大問題である。わずかの命を送る間のことは、どう思いめぐらして貯えなくても、天然自然にあるものである。人皆めいめい持って生まれた食分、命分がある。天地がこれを授けてくれる。自分が走り回って求めなくても、必ずあるものである。

上記の道元の言葉は、実は伝教大師最澄の有名な御遺誡を思い起こされる。

道心の中に衣食あるなり 衣食の中に道心なきなり

「少欲知足」という、このブログ記事の趣旨からは、少し外れてしまったかも知れない。

熊野詣でに行きました

10日(土)~11日(日)に1泊2日で、和歌山県の熊野に旅行に行ってきました。
こんな場所です↓
http://www.mikumano.net/nyumon/kumano.html
南紀白浜空港から行きたかったのですが、チケットがどうしても取れず、往復ともJRの列車になりました。熊野まで、片道7時間とキツかったけど、東海道新幹線に27年ぶりに乗れたのには、ワクワクしてしまいました。N700系「のぞみ」は初めてでした。車内に喫煙ルームが設置されていて、非常に助かりました。
今回、訪れたスポットは以下の通りです。
熊野三山(熊野速玉大社・熊野本宮大社・熊野那智大社)、神倉神社、青岸渡寺、飛瀧神社(那智の滝)、熊野古道(大門坂)
宿泊は、本宮町にある「わたらせ温泉」(ホテルささゆり)という所です。
http://www.watarase-onsen.jp/
西日本最大の露天風呂があり、お湯も良かったです。お料理もサービスも大満足でした。同じ敷地内に「ホテルひめゆり」と「ホテルやまゆり」という棟もありますが、泊まったのは「ホテルささゆり」で、ここが3つの中で最もランクが上で、超オススメです。
それにしても、2日間よく歩いた。神倉神社(新宮市)は、話題のパワースポットなんだが、参道の石階段がものすごく急なことでも有名。確かに凄かったけど、登山をやる人間としては、どうということはなかったな。熊野古道の大門坂から那智山の周辺も、かなり長く歩いた。

これだけ歩いたからいいだろうと、ソフトクリーム・まんじゅうなど、普段は絶対に食べないスイーツや、和歌山名物の「めはり寿司」、牛丼といった炭水化物モノもけっこう食べてしまった。

川治温泉へ行ってきた

昨日・今日と、栃木県の川治温泉へ行ってきた。
全国で激安の温泉ホテルを運営する「伊東園ホテル」グループの宿だ。
川治温泉「一柳閣本館」
http://www.itoenhotel.com/hotel/ichiryukaku/
1泊2食で¥6800と、安い民宿並みの値段だが、なかなか立派な建物で、お風呂も施設もけっこう良かった。食事は、朝食も夕食もバイキングで、内容は、普通の居酒屋で出る料理という感じで、味付けも無難だった。
特筆すべきは、夕食時に、生ビール・焼酎・日本酒・サワーなどのアルコール類も、飲み放題ということだ。これは酒好きの人にとってはかなりお得なサービスだ。
それと、池袋駅からの往復送迎バスが+¥2000で利用できるので、今回、1泊2食+交通費の合計旅行費用が、¥8800で済んでしまった。
チェックインが13:30、チェックアウトが12:00と、とてもゆっくりと滞在できるのも良かった。
激安温泉ホテル・グループの「おおるり」よりは¥3000ほど高いが、ホテルの施設は良いし、卓球・カラオケといった娯楽施設が無料で利用できる。何より、飲み放題付きはポイントが高い。
夕食バイキング時に感心したのが「全自動・生ビールサーバー」という機械だ。グラスをセットしてボタンを押すだけで、自動的にグラスが傾いて生ビールが注がれ、最後はまたグラスが縦に戻って、ちゃんと上部に泡が盛られるのだ。

ツイッターを始めました

毎週、東京MXテレビで放映している「博士の異常な鼎談」という番組を観ている
んだが、先日、水道橋博士が、ツイッターを絶賛していたのを観て、始めてみました。
秀峰のツイッターでのホームページは下記のとおりです。
http://twitter.com/shuhom
まだツイッター上に、知り合い・友人がほとんど居ないので、ひたすら一人でつぶやいています。
とりあえず、鳩山総理とか伊集院光とか、有名人の発言を読んでいるところです。
誰か、すでにツイッターをやってる人はいませんか?
または、始めてみませんか?
登録はこちらから…(無料です)
https://twitter.com

仏教ブーム

ここ1年のマイ・ブームは、仏教研究です。かれこれ数十冊の仏教書を読んでいます。「スッタニパータ」「ダンマパダ」といった原始仏典から、龍樹(ナーガールジュナ)や世親(ヴァスバンドゥ)などのインド大乗系諸学、「無門関」「碧巌録」「臨済録」などの中国禅宗もの、そして日本の道元、親鸞、一遍などを読んでいます。その中で、日本の書物から、気に入った文章を紹介したいと思います。

往生とは、このままで法界に容れられているという自覚である。
宇宙とひとつになっているという信念である。
死ぬも、生きるも宇宙の命法のほかにはみ出る恐れはないから、
その流転のままに身を委ねて安んずる心である。
宇宙の命法に帰依する心である。
倉田百三「法然と親鸞の信仰」(下)

ただわが身をも心をもはなちわすれて、
仏のいへになげいれて、仏のかたよりおこなはれて、
これにしたがひもてゆくとき、ちからをもいれず、
こころをもつひやさずして、生死をはなれ、仏となる。
道元「正法眼藏・生死」

 

災難に逢う時節には逢うがよく候。
死ぬ時節には死ぬがよく候。
是はこれ災難からのがるる妙法にて候。
良寛「三条大地震の見舞い」

音楽CDを衝動買い

音楽CDを買うなんて、何年ぶりのことだろう。
年齢と共に音楽を聴くことが少なくなり、レンタルでさえ、中島美嘉を借りた3年前が最後だ。
まして新品の音楽CDを買うなんて、おそらく10年ぶりぐらいだろう。
買ったのは、これ↓

Super Best Of Yumi Arai
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
価格:¥ 2,626
ユーミンこと松任谷由実の、「荒井由実時代」を総括した2枚組ベストアルバム。ベストとは言いつつ、荒井由実名義で出した5枚のアルバムに収録されていた楽曲の半分以上に当たる30曲が収録されており、かなり充実感のあるアルバムとなっている。
1980年代以降、ヒットメーカーとして名を馳せることになる彼女の、楽曲作りの才能はすでにこのアルバムでも聴いて取ることができる。「卒業写真」「あの日にかえりたい」「中央フリーウェイ」など、発表後四半世紀以上を経てなおコンテンポラリーな魅力をたたえた定番曲として親しまれている楽曲の圧倒的なこと! さらに、どこかしらプライヴェートな感触の楽曲が多いのもこの時期の魅力でもあり、「ひこうき雲」「海を見ていた午後」「翳りゆく部屋」などがその代表格だろうか。大輪の花が咲く直前のふくらんだつぼみのような、若々しい美しさと力強さにあふれた、密度の濃いアルバムだ。(剛吉若寸也)
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20代の頃からユーミンは好きでよく聴いていた。地元・八王子の輩出した偉大なアーチストでもあるから、曲を聴くだけではなく、ユーミンの自叙伝も買って読んだりもした。
ユーミンの実家の荒井呉服店は、今もちゃんとある。ちなみにウチの姉は、和服は荒井呉服店で買っていて、店の人がウチに配達に来たりもした。
なぜか最近、特に、荒井由実時代のものを聴きたくなった。デビューアルバムの「ひこうき雲」やセカンドアルバム「MISSLIM 」など、カセットテープでしか持ってなかったので、ちょっと中古のCDを探してみたのだが、たまたま、このベスト盤CDが目に付いて、即決で購入した。
荒井由実時代も良いのだが、すべてのユーミンの作品の中で、最も好きな曲となると、アルバム「TEARS AND REASONS」(1992年)に収録の「冬の終り」という曲だ。

「冬の終り」(松任谷由実)~Wikipedia
学生時代をテーマにしたノスタルジックな1曲。口をきかなくなったかつての友人を思い出すが、そのことで悩んだこと自体も今は懐かしく思えるという内容。1992年フジテレビ系ドラマボクたちのドラマシリーズ「その時、ハートは盗まれた」エンディングテーマ。

ユーミンの「冬の終り」は、オレと同じく、熱狂的に好きな人が多いそうだ。
今が旬の弾き語り系アーチスト・奥華子も、歌いたい曲として挙げている。
さて、次に欲しいCDは、尾崎亜美のBEST盤だ。BESTと言っても古い時代から沢山出ているので、やはり中古を探したほうがよいだろう。しかし、ユーミンに尾崎亜美とは、ひと昔前のOLさんみたいだな。我ながら、自分のキャラとの違和感を強く感じる。

王禅寺のニジマス

川崎市にある管理釣り場「FISH-ON! 王禅寺」に行った。バイクでちょうど1時間。
普段は、淡水では渓流の源流部しか行かないのだが、今は冬の禁漁期間で、つまんないので、いま流行の「エリア・フィッシング」をやってみようと思ったのだ。タレントの「安めぐみ」も、プライベートで穴場のエリアに行っているらしい。
王禅寺は、秀峰の釣りの師匠が以前よく行っていたそうで、いい魚がよく釣れると勧められ、ここに決めた。釣堀でルアーでニジマス釣りというスタイルは、一般的には初心者向けだが、秀峰もルアーについてはまったく初心者なので、道具も新たに購入し、マニュアル本まで買い込んで、張り切って出かけた。結果はこれ↓

実はルアーで釣れたのは5匹だけ。我ながら、やっぱり下手くそだった。
そこで、テンカラ(日本の毛バリ釣り)をやってみた。ややズルいのだが、エッグ・フライ(イクラを模した毛バリ)にオモリを付けて沈めたら、ほとんど入れ食い状態になった。型は小さいが、これなら誰でも釣れるという感じだ。秀峰は、釣れた魚はすべて持って帰って食べる主義だが、このペースではとても食べ切れないと思い、ほとんどの小さい魚はリリースした。

釣りライダー

釣りに行くときのバイクの様子をデジカメで撮ったので、紹介します。

後部にセロー用の荷台(白いスチール製を購入)を取り付け、その上に、着脱可能な緑のレジャー・ボックスを、ゴムロープで付けてあります。
釣竿ケースは、下を白いプラケースで支え、真ん中をゴムロープで車体に付けてあります。



釣竿ケースを下で支えるプラケースです。ステーで車体に接続されています。



釣竿ケースを真ん中で締めているゴムロープを引っ掛ける後部の金具などです。
本来このゴムロープの位置には、後部座席の人がつかまるハンドルが付いているのですが、それを取り外し、ウインカーのステーを自作して、この引っ掛け金具を取り付けました。
それと、やはり工具箱がゴムロープ位置にあって邪魔だったので、工具箱の位置を少し後ろに移動してあります。鍵を付けてある、黒い箱が工具箱です。