クリスマスはJAZZ

昨夜、西新宿にあるヒルトン東京「セント・ジョージ バー」へ行ってきた。「クリスマス限定スペシャルライブ」というステージで、JAZZの生演奏を聴きながら、カクテルグラスを傾けるという、山男&釣り人には似つかわしくない挙動に出てしまった。
とは言えJAZZは中学生の頃から好きで、大学生の時からはジャズクラブに出入りしたり、スタンダード・カクテルのレシピを丸暗記したりと、いつでもJAZZスポットに出撃するための基本装備は身に着けているつもりだ。
さて、昨夜のステージは、トリオ+ヴォーカル(外人女性)で、演奏されたのは「’S Wonderful」などのスタンダード・ナンバー、それにクリスマスということで、WHAM!の「ラスト・クリスマス」や山下達郎の「クリスマス・イヴ」といった定番ポップスのJAZZバージョンも聴くことができた。
ステージに面した席から奥まった席に通されたため、適度な音量ダウン効果で会話もしやすく、店内の雰囲気もサービスもそこそこ良かった。これでカバーチャージ ¥1,732は安い。クリスマス以外の通常日ならば、¥1,470 なので更に安い。何といっても、場所が新宿という私の“ホーム”なので、また行ってみるつもりだ。
実は昨年のクリスマスは、恵比寿にあるウェスティンホテル東京のスカイラウンジ「コンパスローズ」へ、やはりJAZZのライブ目当てで行った。その時はピアノ+ヴォーカル+MIDI楽器の編成だった。演奏エリアが小さかったが、夜景の見えるロケーションと、店員サービスとインテリアなどは、「セント・ジョージ バー」よりも良かった気がする。
それに、ホテル内のクリスマス・ツリーやイルミネーションの演出も、ウェスティンホテル東京の方が格段に良かった。ロビー・ホールでは無料のピアノ・コンサートも行われていたし、しかも喫煙できるイスのエリアでゆったり鑑賞できた。
今回、バーへ行く前の夕食は、七面鳥とケーキを食いまくろうと、西新宿ホテル群ではどこでもやっている「クリスマス・ビュッフェ」を狙ったのだが、どこも満席で予約が取れなった。仕方がないので、野村ビルの49階にあるレストランでコースを食ったが、これはイマイチだった。前回の恵比寿のときも、夕食は近くのレストランでコースを食ったが、それもイマイチ。どうも食事の良い店を探し当てる才能は、私には備わっていないらしい。

奥日光へ行きました

12日~13日で、奥日光湯元温泉へ行ってきました。
奥日光はすでに雪景色、滞在中もしばらくの間小雪が舞い散ることもありました。
利用した旅館は「日光湯元温泉 おおるり山荘」です。
そう、知る人ぞ知る激安ホテル「おおるりグループ」の宿です。
今回、3名1室の1泊2食と、都心部からの往復送迎バスが付いて、1人5775円でした。もし4名1室だったら4725円。交通費込みでこの値段、他の追随を許さない激安ぶりです。
1部屋の人数と曜日により若干の金額差がありますが、極めて単純な料金体系で、年間を通じて同じ、それに、他のグループホテルもどこでも同じ料金です。予約も電話1本で完了、あとは当日に送迎バスの出発地へ行くだけです。精算はチェックアウト時。こうした簡単な旅行手続きも、「おおるり」を支持する理由です。
「おおるり」は、賛否両論ありますが、秀峰は肯定派です。なにしろこの安さだから、不満点があっても許せてしまうのです。ちょっとした飲み会くらいの出費で、温泉1泊旅行に行けてしまうのは、まったくありがたいものです。お金はあるけど余暇時間の乏しい一般の人なら、せっかくの貴重な休暇なので、ケチらずに良い宿を択ぶ方がよいでしょう。反対に、時間はあるけどお金はない、という秀峰のような人には絶対にオススメです。平日の客室稼働率の高さが、激安の理由のひとつらしく、ターゲットの客層と、実際のリピーターの多くは、老人の団体です。そのため、どの宿にもダンスホールが用意されています。今回も、我々以外の宿泊客は、ほぼ全員、60歳代以上だったと思います。
秀峰は、塩原、湯西川、草津などの「おおるり」へ行った事があり、今回の日光湯元も2回目です。今まで行った中では、施設の新しさ、全室レイクビューの好立地、乳白色の硫黄泉など、最も良いと思ったのが日光湯元でした。食事は、宿によって内容は違うのですが、まあ平均的な「おおるり」のレベル(国民宿舎かユースホステル程度)でした。午後1時過ぎにバスが宿に到着すると同時にチェックインできるので、非常にゆったりのんびりできました。

火鍋

今年に入って健康不安が増加した結果、薬膳料理に興味が出ていたので、今日は最近話題の「火鍋」を食いに行って来た。「中国の最大手火鍋屋チェーン店の日本第一号店」という文句に惹かれて、渋谷のセンター街にある「小肥羊(しゃおふぇいやん)」という店にした。
「小肥羊」
http://www.hinabe.net/
夕方5時過ぎなのに8割方席は埋まっていたが、なんとか予約ナシでも入れた。とりあえず1番安い2980円コースを注文した。コースと言っても出てくるのは火鍋とその具だけである。すぐに鍋が出てきた。直径40cmくらいの丸い鍋が、中央で仕切られていて、片方に白湯スープ、もう一方に赤くて辛そうな麻辣(まーらー)スープが張ってある。どちらのスープにも、木の実、植物の種、木の根、木の葉、ショウガ、ニンニク、ネギなどが入っている。それらの薬味は漢方に基づく秘密の組み合わせらしく、どこにも説明がない。見て判断するしかないが、とにかくこれだけ怪しげなものが浮いていると、いかにも薬効がありそうに思える。
次に、具となる羊(ラム)肉、鶏肉、野菜が出てきた。スープが沸騰したら、肉はシャブシャブと同じ様にスープに潜らせて食べ、野菜は日本の鍋と同様に煮込んで食べる。最後に出てくる麺またはご飯も、スープで煮込んでスープと一緒に取り分けて食う。最後はラーメン、または雑炊を食って〆るという感じだ。全部のスープはとても飲め切れる量でないので少し残すことになるが、薬効はスープの中にあるので、できるだけ沢山飲んだ方が良いのだろう。
白スープも赤スープも、思ったよりクセがなく食べやすかった。白のほうはやや苦味があり、赤のほうは唐辛子満載でけっこう辛い。なので、最後にスープを飲むときは、赤と白を半分づつくらいブレンドしたところちょうど良い加減になった。濃い味が続くので、だんだん飽きてくるが、一番具の少ないコースでちょうどよく満腹になった。
店を出る頃は夕飯どきだったせいか、行列が出来ていた。なんで渋谷のセンター街の角地に、こんなマニアックな店があるのか不思議だが、今は「火鍋」の時期らしいので、夕食どきに行くなら予約した方が無難だろう。