バブルへGO!!

公開中の映画「バブルへGO!!」を観てきた。あのホイチョイ・プロダクションズ製作の映画ということで、なつかしいホイチョイ3部作映画を思い起こさずにいられない。「私をスキーに連れてって」、「彼女が水着にきがえたら」、「波の数だけ抱きしめて」は、ちょうど秀峰が大学時代に公開されたものだった。社会人になると同時に、バブルは絶頂期で、保守派の秀峰までも、六本木のディスコだのに足を運んだくらい、あの時代の勢いは凄かった。狂っていた時代だが、今になってどこか懐かしく、それに符合するかのように、若者文化の象徴であったホイチョイ映画が舞い戻ってきたようなのだ。
ストーリーは、主人公らがタイムマシンで1990年の東京へタイムトラベルする、という内容しか知らなかったが、実際は意外にも、もっと細かい展開があって、とにかく面白かった。バブル期の時代考証をしてやろう、という意気込みもあったのだが、そんなヒマはないくらい、飽きさせないストーリー展開だった。
いちばん気になっていたのは、バブルを象徴する音楽(楽曲)として、何が出てくるかということだった。バナナラマかマイケル・フォーチュナティあたりかと予想していたが、これが、「君の瞳に恋してる」だった。この曲は60年代からあり、いろんなアーティストがカバーしているが、「バブルへGO!!」のは、ボーイズ・タウン・ギャング版であった。ディスコと言うより、エアロビクスの曲っぽい感じだが、浮かれていたバブル時代を表現するにはちょうど良かったかも知れない。他に、M.C.ハマーとか、C+Cミュージック・ファクトリーだったかな、流れていた気がする。
最後になるが、ディスコのテーマパークだった六本木のスクエアビルは、今はキャバクラばかりになってしまってるそうだ。そんな中、スクエアビル地下には、密かにバブル期を経て、「Birdland」という老舗のジャズクラブが生き続けている。映画の中でも、一瞬、過去と現在に「Birdland」の看板が映っている。これを見た時、流石に芸の細かいホイチョイ作品だと思った。

アフリカ料理

今日、アフリカ料理を食いに、品川区の大崎というところへ行ってきた。
「ブルーナイル」( ゲートシティ大崎店)
手ごろなコース「アフリカ物語」を注文した(¥2,480)
このコースは、メインディッシュが4種類から択べて、前菜3種、サラダ、デザート(ケーキ)が付いている。かなりお得だと思う。
秀峰は、メインディッシュに「ダチョウのステーキ」を頼んだ。鳥肉という感じではなく、「ちょっと硬い牛モモ肉」のような食感だった。どことなく鹿肉のステーキに似ている気がした。味はほとんどないようなもんで、ソースの味しか憶えていない。
単品で「ワニのスパイシーサラダ」を頼んで食ってみたが、ワニはよく聞くように、鶏肉のササミに似た食感で、味も特にクセもなく、まあ普通に美味しく食べられた。
全体的に味付けがよく、盛り付けも上品で、食材はアフリカンだが調味は日本人好みだろう。誰でも抵抗なく食えると思う。中でも、前菜で出たソラ豆のコロッケ「ターメイヤ」がいちばん旨かった。
このレストランがある複合ビル「ゲートシティ大崎」というのが結構おもしろい。、ショップ&フード・エリアは、とにかくゆったり広々とした造りになっている。通路から何から、やたらに広い。日曜のせいか人も少なかったようだ。大崎駅から徒歩2,3分の場所に、こんな無駄な空間があっていいのかと、少々おどろいた。オフィス階には、富士電機とか日本電気、ソニー、ANAなどの関連会社が入っていた。大崎なんて、山手線の中のマイナー駅というイメージだったのが、見事に覆された。まるで、さいたま新都心のような雰囲気だった。誉めていいのか、けなしていいのか、大いに迷うところだ。

ウェブ進化論

秀峰は、自称ITエンジニアでもありながら、いまさらやっと、この本を読んだ。
ウェブ進化論/梅田望夫/ちくま新書
Web2.0の本質と背景を詳細に述べている。技術用語も多数使われているので、コンピュータとネットワーク技術に基本知識がないと、読むのがシンドイかも知れない。
「Amazon」と「グーグル」こそ、Web2.0の立役者・主人公である…以前、本書を焼きなおしたような「グーグル・アマゾン化する社会」という本を読んであったが、やはり本家の本書の方が面白かった。
ちなみに、ここ「秀峰日記」のブログに採用している2つのアフィリエイト・システムが、「Amazon」と「グーグル」であるのは、こうした本を読んだ結果からではない。もっと前に、数あるアフィリエイトの中で、この2社のシステムが「面白そうだ」と感じたので、試しにどんなシステムなのか、実際にユーザーとして使ってみたいと思ったからである。秀峰は「アフィリエイトで小遣い稼ぎ」なんて気は毛頭ない。
本書の中で梅田氏は、2005年の郵政解散選挙について触れている。小泉自民党が圧勝することを、永田町ではまったく予測されていなかった中、梅田氏は、ネット空間で丹念にブログの言説を読んだ結果、小泉自民党圧勝を予感していたという。特に「自分は民主党支持者だが今回だけは小泉」という内容のブログが目に付いたと言う。それって、もしかしたら梅田氏、オレのブログ記事も読んでくれたのかなぁと、勝手に嬉しくなってしまった。