投信から一時撤退

去年8月から始めた投資信託だけど、1年も経過しないところで、2本持っていたファンドを両方とも売ってしまいました。私が持っていたのは、日本以外の世界各国に上場する不動産投資信託(REIT)に投資するものです。投資先の50%は米国REITです。
結果、私のファンドの運用益(純手取り額)は、去年8月からの10ヶ月で、
15.9%でした。おかげで、滞納していた国民年金保険料が払えました(^_^;)
まず、ちかいうち、次のことが起こるのではないかと気になっていました。
①今年2度目の世界同時株安
②ドル暴落
③世界REITのバブル崩壊
④J-REIT(国内不動産投信)のバブル崩壊
それで、今までは、私のファンドの基準価額は、世界株式インデックスと対ドル為替レートと、だいたい連動する動きをしていました。ここ数日は、NYダウも史上最高値更新、円安も進行しています。こんな中で、私のファンドの基準価額が下がるのは、今までにない経験です。明らかにREIT要因です。
調べたら、4月中旬から、ヨーロッパのREIT指数と米国のREIT指数が下降中でした。つい先日はオーストラリアREIT指数までも急落して、つられて米国REIT指数も下げるという現象も見られました。これは③がいよいよ始まったのではないかと考えたわけです。急伸し続けたJ-REITも、ここのところ横ばいになっています。加熱しすぎて新規販売を停止するファンドも出てきています。これはどうも、③も④も始まる予感が…。
年内に①が起こるという予測は、何人ものアナリストが指摘しています。ドル暴落論なんて、ずっと前から見られますが、どうも今年のような気がします。根拠ないですが。
米国経済は、サブプライム問題(低所得者向け不動産担保ローンの不良債権)がかなりヤバイと懸念されていたのに、株価は急上昇中、ドルも上昇中、これは逆になにか怪しい。日本も、地価の回復なんてごく一部の地域なのに、流入するマネーが多すぎる。そもそも怪しいJ-REITが、ますます怪しいバブル商品に見えてきた。
さて、次は、株やドルやREITの暴落を待って、投資するタイミングを待ちます。
国内株・債券という選択肢は、考えたこともないんですが、為替リスクが回避できるというのは、すごいことだと思うようになり、今更ながら、国内投資も考えています。
どっちにしても、しばらくおとなしくしていようと思います。
蛇足ですが、大手都銀の1年定期預金よりも、ネット銀行の普通預金の利率の方が、高い。これどういうわけ?

テンカラ師になる

前の日記にも書いたけど、渓流の釣りの中で「テンカラ釣り」という釣り方がある。これは、日本の伝統的な疑似餌(毛バリ)による釣りで、もともとは川魚の職業漁師が使っていた道具や釣り方を指したものだ。その名残もあってか、テンカラ釣りをする釣り人は、「テンカラ師」と呼ばれる。
釣りの中ではマイナーな釣りで、毛バリを使う釣りといえば、フライ・フィッシングの方がメジャーだしオシャレである。そこをあえてテンカラを始めようと思ったのは、道具がシンプルで安上がりなのと、日本の伝統、職業漁師、孤独な山釣りといった諸々のイメージに、なぜか惹かれたためだ。それに、テンカラでは、毛バリの種類にあまり拘わらないとか、テクニックも我流が多いなど、スタイルの自由なところがあり、そこが特に気に入った。
とにかく道具を買うことにした。近所の釣具屋で、「テンカラ竿(3.6m)」が¥2980で売っていたので、買った。毛バリは、フライ用のもの(エルクヘアカディス#14)が1個¥100で売っていたので、3個買った。釣り糸(ライン)は少しこだわって、奥多摩の手作り工房製のオリジナル・ライン(¥1500)をお取り寄せで買った。この3つの道具を結んで繋げば、「テンカラ師」の誕生だ。全部で5千円以下である。安い。
フライ・フィッシングだと、まずラインを飛ばすためのスイングの練習や技法の習得が必要だ。また、フライで使う毛バリは、素材や見た目や大きさなど、こと細かく分類されていて、理論はもちろん芸術論まで学ばなければならない。
一方、テンカラ釣りでは、狙った場所に毛バリが着水するなら、どんな投げ方をしてもよいとされる。使う毛バリも、名人は異口同音に「毛バリなんぞは、なんでもよい」という。この、釣りスタイルに関するイイカゲンさ、おおらかさが、魅力なのだ。
また、オシャレなフライ・フィッシングでは、ウェーダー(腰まである長靴)とかウェーディング・シューズ、それにベストをコーディネートしないと、釣り場に出てはいけない。テンカラ釣りでは、Tシャツに短パンに草履でも良いとされる。
日本で陸封型のマス類(イワナ・ヤマメ・アマゴ)を釣ろうと思ったら、川幅の狭い山奥の源流という状況である。長いフライ・ラインを振り回す必要が、感じられない。事実、源流部でフライ・フィッシャーに出会うのは、ごく稀だ。多くは、管理釣り場で横一線に並んでフライを振っている。
さて、テンカラ釣りを始めて、最初の1尾を釣れるまで、どのくらいかかるのだろうか。もとより疑似餌の釣りというのもに懐疑的な秀峰が、毛バリの釣りをやってみたくなったのは、本当にこんなモノで魚が釣れるのかという好奇心だ。釣れるなら、エサの用意をしなくてすむので大助かりだ。近いうち、テンカラ釣り実地デビューするつもりだ。どうなるのかな。

なんとかかんげん水

もう旬を過ぎた話題だが、今日、考え事をしていたらグッドアイデアを思いついたので書いてみる。それは、「なんとかかんげん水」という名前のペットボトル飲料を、ちゃんと商標登録して売り出す!
意外に売れるんじゃないかと。商品の中身は、ウチの水道そのまま。塩素消毒してあるので安全だし、原価がやたらに安い。要するに、ただの水というわけだ。
商標に「還元水」と漢字で書いちゃうと、食品衛生法とか成分・加工についての表示の法的問題がおこるかも知れないので、商品名は「なんとかかんげん水」とする。希望小売価格は、500ml入りで1本5000円だ。
これを、まずはヤフー・オークションか何かで出品してみる。そして、2chに、「“なんとかかんげん水”っていう名前の商品が、実際にあるらしいぞ~」などと書き込んで、商品へのリンクを貼る。すると、世間には好奇心が旺盛な人もいて、「5000円もするけど、もし本当に、“なんとかかんげん水”があるとして入手すれば、話のタネになる」と思って、1本くらい売れるかも知れない。
そうして買ってくれた人が、「やっぱりタダの水だった。しかし、希少価値のある商品である」などと自身のブログに書く。それが、あちこちのブログや掲示板に徐々に紹介され、ついにはTVでも紹介される。さらに大きな話題になって、大手の清涼水飲料メーカーなどから問い合わせが来る。そこへ「商標権」を譲渡する。
どうだろう。ただし、このプロジェクトは、松岡農水相が辞任しちゃうまでの勝負だ。例の問題、いまだに民主党が国会で質問に使っているので、とうぶん大丈夫だ。
で、ここから真面目な話しなんだが、秀峰は、松岡農水大臣の事務所の水道光熱費の500万円の支出というのは、案外、「なんとかかんげん水」を本当に購入していたのではないかと思っている。
国会で野党は、「具体的に何に使ったのか」ばっかり質問しているが、もっと直球で、「誰に支払ったのか」を質問して欲しい。正直に答えるワケはないけど、もし答えて、その支払い先に、「㈱ウォーベン」だとか、「㈱ウォーター・ベンチャー・コミュニケーションズ」とか、「㈱ビタミン恋」などと出てきたら、何やらとても怪しいではないか。闇社会へ金を流すの方法として、「なんとかかんげん水」=原価ほとんどナシ、を購入してたということになる。
松岡農水大臣、選挙区の熊本では、相当いろいろな利権がらみの活動をしているそうで、闇社会との繋がりもウワサされている。「西の鈴木宗男」とも言われるらしいので、疑惑の総合商社なのだろう。統一地方選後に検察が動く、というウワサも耳にしたが…あれは林野庁がらみの談合事件の方だったのかな。
昔から、B力団のオモテの顔として経済活動をするフロント企業(小さな事業)といえば、飲食店などからミカジメ料を取る目的の、観葉植物のリース屋とか貸しおしぼり業だったりする。最近は、文房具販売とかもやるらしい。ペットボトルに水道水を入れて「なんとかかんげん水」とラベルを貼って、つながりのある政治家の事務所に納品する業者がいてもおかしくない。利益供与が目的だから、タダ同然の水に、1本5000円でも払うのは当たり前だ。
そういえば、松山千春が参院選に出るとか。彼こそ、B力団のお抱え歌手みたいなことしてるそうだから、当選してもあっという間にスキャンダルで辞任だろうね。

ニジマス釣れた

今日、念願の今シーズン初のニジマスが釣れた。約20cmのが1尾だけ。
場所は、多摩川の支流で八王子市を横断する「北浅川」という川だ。この川、陣場山のあたりが水源で、八王子で最も山奥の恩方(おんがた)という地区に源流部がある。ウチから原付バイクで20分という近さだ。こんなご近所でヤマメ・ニジマスの渓流釣りができることを、今年の春まで知らなかった。
しかし、難ありだ。標高差の小さな里の川なので、川の規模が小さい。水深が浅いところばかりで、岩とか淵とか魚の居つきそうな場所がごく少ない。それと、水がちょっと汚い。
その限られたポイントも、水深がないのと流れが緩やかなので、魚が丸見えだ。魚がいること自体はありがたいんだが、よく言われるように「見える魚は釣れない」という状況だった。
だいたい、エサはブドウ虫(小さなイモ虫)なんだが、エサを流して魚のところまでくると、エサから魚が逃げるのだ。コイツら、しょせん自然界に生息していておりながら、目の前にやってきた高級食材ブドウ虫を、なぜ食わん! そればかりか、逃げるとは、失敬千万だ。
一般に、釣りをしていて、魚もエサの動きも見える状況は、滅多にない。すぐそこにいる魚が、エサに食いつかない事態は、釣り人にとってこんなにストレスになるのかと思い知った。たまたま釣れたニジマス1尾は、よそ見をしてる間に勝手にかかったもので、やっぱり、見えない(見てない)ければ釣れる、ということなのか…。
そのくせ、さらに腹立たしいことに、ときどき、水面に落ちた羽虫を、ジャンプしながら捕食するのだ。これを釣り用語では「ライズ」という。つまり、彼らは食欲がないわけではない。鳥に狙われる危険を侵してまで、水面にジャンプする。
普通に考えると、彼らは釣り糸や釣りバリがちゃんと見えていて、警戒して逃げるということだろう。でも、釣られたことがないのに、釣り糸や釣りバリが危険だとうこと、ブドウ虫を捕食すると自分が捕獲されてしまうことを、どうやって予習するのだろうか。
ここであらたな闘志がわいてきた。あの見える魚たちを、なんとか釣ってやろう。いちばん有効なのは、エサを変えること。川虫や羽虫をエサにする。毛バリもいいかも知れない。生きたミミズも、くねくね動きながら水中を流れるので、いかにも天然食材、安全であると、魚にアピールできそうだ。
しかし、今までの渓流釣りの経験上から、ブドウ虫が最良のエサだということが、今回、否定されてしまったのは悔しい。テンカラ師にでもなってやろうかな。
※テンカラ…日本伝統の疑似餌釣り。短いサオで仕掛けを投げて、毛バリを、狙ったポイントの水面に落としたり、水中を流したりする釣り。フライ・フィッシングと似ているが、もっとシンプルな道具と技術で、しかもフライ・フィッシングよりも、良く釣れる(らしい)。