世界同時株安・第2波

[東京 27日 ロイター] 米株急落を起点に、欧州や日本、エマージング市場に株安が連鎖し、円キャリートレードの巻き戻しも発生。世界の金融市場は2月末に起こった世界同時株安の再来を想起させる状況だ。中国株安をきっかけとした2月末とは状況が異なり、国際市場の中心である米国発だけに問題の長期化も懸念される。

5月下旬に「投信から一時撤退」でも触れたけど、ついに「世界同時株安・第2波」が来たようですね。8月に日銀利上げで「来る」んじゃないかとか思ってたけど、ちょっと早かった。どっちにしても、5月下旬に全部のファンドを手放して(利益確定売り)、この日が来るのを待っていたので、とりあえず嬉しい(^_^;)
きっかけが、米国のサブプライム問題による信用不安ということで、こちらも以前からさんざん言われていたけど、いくつかのヘッジファンドの行き詰まりという形で表面化したのは、わかりやすかった。野村ホールディングスも、日本ではいち早くサブプライムローン絡みの損失処理を発表したけど、ほかの証券会社・銀行・ファンドも、ヤバイ債券を保有しているらしく、その規模が予測が付かないそうなので、空恐ろしい。
5月のブログ記事でのシナリオを検証する。
>①今年2度目の世界同時株安
>②ドル暴落
>③世界REITのバブル崩壊
>④J-REIT(国内不動産投信)のバブル崩壊
②…ドル暴落まで行くかどうかは?だけど、今の円高は都合がいい。
③…米国・ヨーロッパは、現在1年ぶりの安値水準まで下落。
   5月に世界REITから逃げたのは正解だった(少し遅かった)
④…6月からの2ヶ月間で20%以上も下落。見事なバブル崩壊。
でも、サブプライム問題の本質は、株式市場の下落にあるのではなく、「不良債権」が、何層にも証券化・肥大化されて、世界中のファンドや金融機関が保有していることにあるようなので、そう簡単に解決がつかないらしい。日本で売っている投資信託の中にも潜んでいるようなので、気をつけなければ…。

マジシャンのタネ

前からマジックには興味あって、昔は、八重洲のプロ用マジック・ショップに出入りしてたこともありました。最近、面白い本を見つけたけど、絶版だったので、ヤフオクで定価(¥880)の約2倍で購入しました。

「人気マジシャンのタネぜんぶバラします」

(裏モノJAPAN 5月号別冊/鉄人社)
…上記のAmazonリンクは「2月号」ですが、その中古商品の中に「5月号別冊」が含まれています。
これ、面白いです! セロやDr.レオンなどのストリート・マジックのタネが、図入りでわかりやすく解説されてます。スタジオで行うクローズアップ・マジックなども載ってます。
まず、「通行人」や「偶然そこにいた客」というのは、みんなサクラだそうです。その上、番組スタッフが映像編集まで行って、ミラクルなロケ風景を作り上げるんだそうです。要はマジック+ヤラセ。
また、スタジオで「適当に名指しされた観客」が差し出す「紙幣」とか「家の鍵」なんかも、実は精密な仕掛けがなされた特殊構造だったりするそうです。なんて原始的なことでしょう。
で、そういったサクラさんたちは、ある宗教団体の経営する劇団に所属しているので、非常に口が固く、決してロケ現場やスタジオでの自分の役割などを口外しないんだそうです。
やっぱりそんなもんだったのか。
この本を読んでいたら、オレも久々にマジックを披露したくなってきた。

予知能力の話

ふと思い出した体験談を紹介します。
平成15年の11月に実際に起きたことです。
以前より原付バイクに乗っているのだが、だいぶガタが来ていて、特に前のカゴが変形したり破れたりして、なんとか新品に換えなければと思っていた。でも、それなりの費用がかかるし、バイク屋に行くのも面倒くさくて、なかなか手をつけずにいた。そこで、平成15年11月の初めに、解決策を思案(というか妄想)したのが、こんなシナリオだった。
バイクのカゴを無料で交換するとしたら、100%相手が悪い状況で事故を起こして、修理代の全額を相手の保険で負担させればいい。でも、事故で自分がケガをするのはイヤだ。車体の後ろの部分だけが損傷しても意味がない。すると、やはり正面からバイクの前部だけ損傷するように、誰かの車がぶつかればよい。それも、自分がまったくケガをしないためには、バイクが道路に置いてある状態で、そこへ車が突っ込めばよい。それなら、100%相手の過失にもなる。
しかし、当て逃げされたのでは、元も子もない。善良なドライバーが、不注意で軽く正面から当たってくれなくては困る。その現場に、自分も立ち会わなければ困る。そう考えると、最も適した状況は、いつも自宅前の車道に止めてあるバイクに、誰か善良な人の車が不注意で当たってくれれば良い。でも、バイクは、左車線の端に前向きに止めているので、車がぶつかるとしたら、左の道端にあるバイクに、後ろからぶつかる可能性の方が高い。前から当たるためには、対向車線から、大きく右にそれてぶつからなければならない。こんな偶然は、ないだろうな~。
以上のような妄想をしてから、ちょうど1週間後のこと、自宅の部屋にいると、「ガシャーン」という音がした。なんだろうな~と思っていたら、しばらくして、「ピンポーン!」とインターホンが鳴った。何かと思って出てみたら、近所に住む20代のお姉さんが、申し訳なさそうな表情で、「あの~、前に置いてあるバイクに、ぶつけてしまって…」というのだ。見てみると、バイクの前部のカゴがつぶれて、バイクが倒れていた。ぶつけた車は、右のフロント部に少し損傷がある程度で、運転していたお姉さんにケガはない。バイクも、前の部分以外は、無事だった。
まあ、お互いケガがなくてよかった。その後、ぶつけた車の保険屋さんと示談が進み、全額を保険で負担しますからバイクを修理してください、ということになった。すぐにバイク屋に行き(走行は可能だった)、カゴなどの前の部分を修理・交換してもらった。修理代は保険屋さんに直接請求するとのことで、立て替える必要もなかった。めでたく、バイクの前の部分が、新品の部品で修理された。
こんなわけで、1週間前に「妄想」したことが、こと細かい状況まで含め、すべて現実になった。今まで何年もバイクは家の前の道路に置いていたけど、車にぶつけられたのは、後にも先にもこのときだけだ。ぶつけた運転手は近所の知っている人だし、事故の規模も小さくて物損だけで済んだ。バイクの損傷の場所も程度も、まったく最小限の都合の良いものだったのだ。
これは、予知と言っていいのか、思念の現実化と言っていいのか、単なる「信じられない偶然」なのか、どっちにしても、不思議で、かつ有り難い出来事であった。今でもそのバイクは乗っている。